2008年9月2日火曜日

新日语中级教程 第16課 例える

第16課 例える

学習目標
1.いろいろな比ゆを使って、表現が上手にできる
2.擬態語を使った表現ができる
3.いろいろな国の比ゆについて知る

学習する前に
1.あなたの家はどんな所にありますか。どんな雰囲気ですか。
2.あなたの国の言葉ではとても小さい家のことをどのように表現しますか。
3.国でどうやって通勤していますか。あなたの会社では通勤時間は平均どのくらいだと思いますか。
4.あなたの国の言葉で体の部分を使った表現がありますか。それはどういう意味ですか。
  例:手が離せない(=忙しい)
5.あなたの国の言葉で動物を使った表現がありますか。それはどういう意味ですか。
  例:猿も木から落ちる(=上手な人も時々失敗する)

学習項目
会話1 家の狭さを例える
1)そういえば:そういえば小川さん、新しい家買ったんだって?
2)~んだって?小川さん、新しい家買ったんだって?
3)慣用句:猫の額みたいな庭
4)擬態語③:ごみごみ、ほっと

会話2 朝のラッシュを例える
5)V(ーます)そうなぐらい:朝のラッシュってもう死にそうなぐらいすごい。
6)Nのように/Nのような:地震のように部屋が揺れて…
7)その点:その点伊藤さんは郊外だからいいですよ。

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会話
会話1 家の狭さを例える
電車の中で/佐々木、小川
佐々木:この辺は大きい家が多いね。
小川 :うん、そうだね。
佐々木:ああ、そういえば小川さん、新しい家買ったんだって。
小川 :うん。
佐々木:一戸建てだろう?
小川 :ああ、でも、うさぎ小屋だよ。
佐々木:そんな… 間取りは?
小川 :5LDK。
佐々木:うらやましいな。庭も広いの?
小川 :いや、猫の額みたいな庭だよ。
    まあ今まで住んでたとこはごみごみしてたけど、今度の家は郊外だから、緑がたくさんあっていいよ。
佐々木:ああ、緑があると、本当にほっとするよね。
小川 :佐々木さんも一度遊びに着てよ。
佐々木:うん、そのうち是非。

会話2 朝のラッシュを例える
朝、会社で/佐々木、伊藤
佐々木:おはようございます。あれ、伊藤さん、ずいぶん早いですね。
伊藤 :おはよう。もう1時間も前から来てるよ。
佐々木:えっ、そんなに早く?
伊藤 :うん、ラッシュを避けて、朝6時前に家を出てくるんだ。
佐々木:え、6時!何でそんなに早く…
伊藤 :すごいんだよ、朝のラッシュって。もう死にそうなぐらい。会社に着くと、くたくただよ。それに1時間以上も座れないから、足が棒みたいになっちゃうし。
    佐々木さんはどこに住んでるの。
佐々木:私はそこのそば屋の裏です。
伊藤 :えっ、何だ、目と鼻の先じゃないか。
佐々木:ええ、近いのはいいんですが、前が広い道路ですから、トラックなんかが通ると、地震のように部屋が揺れて…
伊藤 :でも、通勤時間がゼロに近いのはいいな。
佐々木:だけど、週末の晩は暴走族が走っていらいらしますよ。
    その点、伊藤さんは郊外だから、いいですよね。
伊藤 :うん、周りはまだ自然がたくさんあるからね。でも、週末は大体疲れて家でごろごろしてるよ。
佐々木:休みはそれが一番ですよ。

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すいかのように大きい目、石のように固いパン
 私たちは毎日の生活の中でよく比ゆを使います。例えば、「石のように固いパン」「雷のようにすごい音」「紅葉のようにかわいい手」などです。このような比ゆを使うことによって「パンの固さ」や「音のすごさ」などがはっきり伝えられます。
 しかし比ゆは国によってかなり違います。そこで今回は各国でどんな比ゆが使われているのか、研修センターにいる人達に聞いてみました。もちろん個人差もありますし、地域によっても世代によっても違いますが、各国の比ゆについて考えるヒントにはなると思います。
 下の表はその結果をまとめたものです。


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