学習目標
1.物事をいろいろな面から比較できる
2.比較して分かった違いや変化について考え、話し合うことができる
3.グラフなどの資料から正しく情報が読み取れる
学習する前に
1.あなたの町では床屋へ行くと、1回いくらぐらいしますか。円に直して、日本での値段と比べてください。
2.あなたの町では映画を見るのにいくらかかりますか。日本の値段とどれくらい違うと思いますか。
3.あなたの国より日本で買った方が安い製品は何ですか。
4.子供の時と今とでは物価はどれくらい違いますか。例を出して比べてください。
5.あなたの国から日本へ輸出している物は何ですか。また日本から輸入している物は何ですか。
学習項目
会話1 物価を比較する
1)(金額)は/もする:3,000円はするでしょう。
2)~じゃないですか:一番違うのは住宅じゃないですか。
会話2 輸入品を比較する
3)~らしい:日本への輸出はぐんと増えたらしいですよ。
4)V-ていく:ますます輸入に頼っていくようになるだろう。
5)~だろう:輸入に頼っていくようになるだろうって。
6)倒置:テレビで言ってたけど、輸入に頼っていくようになるだろうって。
読もう 水産物輸入
7)合成語②
~化:えびはアジア諸国で養殖が本格化してから、輸入量が増えた。
~先:輸入先は世界140か国に及んでいる。
会話
会話1 物価を比較する
寮で/田村洋、李
田村:あれ、李さん、床屋へ行ったの。
李 :いえ、友達にやってもらったんです。日本の床屋は高くて、とても行けません。3,000円はするでしょう。
田村:床屋によって違うけど、普通そのくらいはするね。
中国はいくらぐらい?
李 :そうですねえ。上海では日本円で言うと、300円ぐらいかな。
田村:じゃ、日本の10分の1?
李 :そうなりますね。映画なんか500円ぐらいで見られますよ。
田村:日本では2,000円ぐらいだから、中国の4倍だね。
李 :でも、一番違うのは住宅じゃないですか。この間、新聞広告で見たんですが、一戸建ての値段が8,000万円って書いてありましたよ。
田村:そうなんだ。この辺は電車や車で町の中心にすぐ行けるから、家も高いんだよ。
李 :そうですか。
会話2 輸入品を比較する
寮で/李、田村直子
李 :田村さん、日本のスーパーには輸入物がたくさんあるんですね。えびとか野菜とか。
田村:そうよ。李さんの国からもいろいろ輸入してるでしょう?
李 :そうですね。4、5年前と比べても、日本への輸出はぐんと増えたらしいですよ。
田村:へえ、そう。
李 :それに量だけじゃなくて、以前と違って種類も増えてきてるようですよ。
田村:あ、そうそう。この間テレビで言ってたけど…
日本はこれからますます輸入に頼っていくようになるだろうって。
李 :そうかもしれませんね。
読もう 水産物輸入
日本の水産物輸入は1970年代に入って急増した。特にえび類の伸びが大きい。えびはアジア諸国で養殖が本格化してから輸入量が大きく増え、現在は主にインドネシア、インド、タイなどから輸入されている。その金額は水産物輸入額全体の約2割を占める。
日本は世界一の水産物輸入国で、1995年には世界の水産物輸入額の32%を占めた。これは第2位の米国の約2.5倍に当たる。輸入先は世界140か国以上に及んでいるが、現在は主に中国、米国、インドネシア、タイ、ロシアなどが大きな割合を占める。
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